富士山に登ったはなし



三、四年ほど前、まだ滋賀県は彦根市にいたころの話。職場の友達と居酒屋で酔っ払いながら、「よし!富士山登ろう!」なんて話してまして、結局その年は登る当日に台風が接近してしまって中止に。
そのまま数年後に僕は関東に出てったりしてで、すっかりそんなことも忘れていたんですが、なんと今年その酔っ払い同士の口約束がついに果たされることに。
滋賀と神奈川、双方富士山五合目で待ち合わせて山頂を目指すことになりました。
7合目の山小屋でゆっくり休んで体を慣らし、ペースを上げすぎないように気をつけながら真夜中の道を登ること約4時間。今年も台風が近づいていると聞いていたけど雲の上は昼も夜もずっと晴天。お天道様に感謝しなければ。
写真では撮れなかったけど、星空がとてもきれいで何度も流れ星がみれた。うっすら見える雲と空の境界線や、同じく頂上を目指すたくさんの人たちを見ていたら退屈することはなかった。
唯一辛かったのは快調に登りすぎて山頂で一時間近くご来光を待っていたこと。じっとしているときは本当に寒かった・・・。でもおかげさまでご来光がみれたときの感動は大きかった!
天地の計り知れない大きさに包まれた場所。そんな場所では自分の本来の姿を見つけやすいのかもしれない。
明日から日常に戻ることになるけれど、この言葉にできない感覚を覚えておこう。

PS 雲の上でビールとおつまみ。最高にうまかった!!
でもこの直後に二人して頭痛に襲われるのであった。笑
(高所に体がなれる前に飲むと悪酔いしやすいらしい。)